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Channel: 建築・アート・デザインをめぐる小さな冒険
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瑠璃光院白蓮華堂に行ったこと

最近の専らの趣味といえば、建築マップを作成して実際に訪れることだ。僕が幾人かの友人と作ったマップには、数多の建築家が心血を注いで作り上げた建築が、まるで綺羅星のように光り輝いている。美術作品は美術館に行かなければ目にすることができないが、建築作品は、その多くが外観を見ることが許されており、また中に入ることができる場合も多い。これは歩いて鑑賞できる芸術、会いに行けるアイドルみたいなものだ。また優れた建...

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建築における「コンセプト」と「現実問題」について

昨晩、とある学生から下記のメッセージをいただいた。>>初めまして。私はある大学の学部1年の者です。突然失礼ですが、どうしても気になることがあるので質問させて下さい。私は三分一博志さんの建築に対する考え方(動く素材[太陽、水、風など]を発見し、調査し、研究し最終的に建築の中に落とし込む)がとても好きで、自分もこういう思想を元に建築をつくっていきたいなと思っていました。しかし、実際に三分一さんの作品であ...

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すっぴん風メイクと建築

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ラブドールと写真家 ―「LOVE DOLL × SHINOYAMA KISHIN」展トークイベント レポート

出典:WWD手渡された名刺には「芸術家」でも「アーティスト」でもなく、「写真家」という肩書きが控えめに書かれていた。「激写」という言葉を生み出し、時代とともに先端を走り続ける篠山紀信氏は、週刊誌のグラビアをはじめ「写真」を媒体に多岐に亘る被写体を撮り続け、活動開始から半世紀経った今でも現役というモンスター写真家だ。ごく最近にも原美術館で開催された「快楽の館」展(2017)では、ヌードの女性を原美術館...

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墓とインスタ 変容する死との距離感

九相観図(部分,...

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ボーヴェ大聖堂

―その瓦礫が表しているものは絶望ではない。大聖堂において苦痛は、ただ解放と再生を謳いあげるテ・デウムへの悲痛な期待のなかにだけ存在する。―...

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金沢建築弾丸ツアー(1日目)

「建築を見に行く」という行為は、著名な古刹・城郭・洋館でもない限り、建築の業界に携わる者でなければなかなか理解し難い行動かもしれない。いや、この業界にいても理解を示さない人は一定の割合で存在し、ましてや絨毯爆撃のように片っ端から目とカメラに収めていく人は中でも少数派だろう。僕にとって「建築を見に行く」ことは、先人に習うものづくりの基本的なスタンスである「観察する」こと以上に、アドレナリンが分泌するス...

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【編集中】金沢建築弾丸ツアー(2日目)

(現在編集中です。しばらくお待ちください。)

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叛逆する平面―知られざる東京都慰霊堂

東京都慰霊堂をご存じだろうか。東京で暮らしていても縁遠い施設ゆえにその存在を認識している人はあまりいないんじゃないだろうか。かくいう僕も恥ずかしながら2、3年前まで所在すら知らなかった。最寄り駅は総武線両国駅で、両国国技館や江戸東京博物館から少々北に歩いた公園の中にある。公園といっても聖域の類なので園内は落ち着きがあり、普段から散歩をしたり寛ぐ人々を見かける。慰霊堂の設計者は伊東忠太で、RC造平屋建...

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製図室にて

午前3時、愛用のMacの画面が時間を告げる。無機質な白一色で整えられた製図室には、私と、同級生の加藤しかいない。といっても彼は寝袋にくるまっていびきをかいている。エスキス提出の前夜なのに、煮詰まっているのは私だけ。他の仲間は早々に切り上げて散っていった。孤独に耐え切れずTwitterのTLを眺めてみても、さすがにこの時間じゃTLの動きは鈍い。何かの拍子にフォローしてしまった、いつ仕事をしているか全く...

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ウロボロスの書

「万物は流転し、同じ軌道を繰り返し廻っているのであり、観者にとってはそれを百年見ていようと二百年見ていようと永遠に見ていようと同じことであることを銘記せよ」―マルクス・アウレリウス『自省録』第二章第十四節ガルシア・ホセ・ムヒカがタクナの街外れのかび臭い古書店で購入した海外の古い手稿を集めた本には、この世の全てが記述されているとされる奇妙な書物について書かれていた。以下にその内容を簡単に記述する。イス...

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看板建築を描くことについて

《蜷川家具店(1930)》2018年に入ってから、時間を見つけては看板建築の写真を撮り、立面図を起こす作業に没頭している。一体何を始めたのかと疑問に思っている方もいるかもしれないが、決して伊達や酔狂で描いている訳ではない。・・・と言いつつも、狂人は往々にして自分が正常だと信じて疑わないものであり、既に当人は酔狂の渦中にあるかもしれない。ここで少し頭を冷やしつつ今まで考えてきたことを振り返ってみたい。...

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藤森照信氏講演会「辰野金吾と東京駅」レポート

 図1.東京駅(1914)2019年1月26日(土)10:30~12:00、東京駅構内の東京ステーションギャラリー2階にて連続講座「東京駅で建築講座」の第2回、藤森照信氏の講演会が催された。題して「辰野金吾と東京駅」。元東大藤森研OBの柳井良文氏の紹介によりこの回を受講する機会を得たので、ここにその講演会の記録をまとめることにする。(以降敬称略)...

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『看板建築 昭和の商店と暮らし』発売のお知らせ

2019年5月29日、『看板建築 昭和の商店と暮らし』という本が出版される。看板建築のみに焦点を当てた出版物としては藤森照信氏の『新版...

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『看板建築図鑑』発売のお知らせ

2019年12月24日、前著『看板建築...

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『東京のかわいい看板建築さんぽ』発売のお知らせ

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旧坂本小学校解体前見学会レポート

先週末はTwitter近代建築界隈で話題になっていた台東区下谷にある旧坂本小学校の解体前の見学会に行ってきた。『旧坂本小学校』は下谷区入谷尋常高等小学校新校舎として1926年竣工、鉄筋コンクリート造3階建てで、設計者は阪東義三(東京市営繕課)、施工者は長谷川精二郎と伝えられる。*1「復興小学校」とひとくくりにされることも多いが、関東大震災以降の土地区画整理事業の対象区域外だったので正確には「改築小学...

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五十嵐太郎・菅野裕子著『様式とかたちから建築を考える』を読んで

五十嵐太郎・菅野裕子著『様式とかたちから建築を考える』(平凡社,...

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